ごみ焼却施設(しょうきゃくしせつ)
台所の生ごみ、紙くず、布切れなどを燃やす施設です。
ごみを燃やす目的は、おもに次のようなものがあります。
- ごみの量をへらす
- 害虫を駆除する
- 燃やしたときの熱を利用する
このごみ焼却施設には16時間で50トンのごみを燃やせる焼却炉が3つあり、1日に150トンのごみを燃やすことができます。このときごみから発生する臭いは、焼却炉の中でごみと一緒に燃えつきてしまうため、施設の外にもれることはありません。また、900度くらいの高温で燃やすことによって、「ダイオキシン」の発生を防いでいます。ごみを燃やした時に出る煙も、機械を使ってきれいにしてから排出しています。
1日ごみを燃やして出る灰の量は約7トン(燃やした量の約20分の1になります)で、専用のトラックに積まれ「埋立地」に運ばれます。
※燃やせるごみの中に金属が混ざっていると、焼却炉の故障の原因になりますので、絶対に入れないようにしましょう。

この施設について
(1) 施設の運転が始まったのは?
平成7年4月です。
(2)施設を作るのにかかったお金は?
55億1千万円です。
(3)施設の能力は?
16時間で50トンのごみをもやせる焼却炉が3基あり、1日150トンのごみをもやせます
(4)1日に運ばれてくるもやせるごみの量と、車の台数は?
ごみの量……116トン
車の台数……210台
※令和5年度の平均実績
年間252日搬入
(5)ごみをもやしている時間は?
朝7時~夜11時までの16時間です。
(6)ごみピットにためられるごみの量は?
1,800立方メートル = 450トン(3日分)です。
(7)ごみクレーンのバケットで1回につかめるごみの量は?
1.5トン(1,500kg)です。
(8)ごみをもやす方法は?
中央制御室のコンピュータ(自動燃焼装置)で、ごみをもやします。(自動運転)
(9)煙をきれいにする設備は?
有害ガス除去装置 …体によくないガスをと取りのぞきます。
電気集じん器
…電気の力で煙の中の灰を取りのぞきます。
(10)煙突の高さは?
59mです。…15階建てのビルと同じ高さです。
(11)1日もやして、出る灰の量は?
もやした量の約20分の1で、約7トンです。
もやしたあとにのこった灰は灰ピットに送られ、灰クレーンで専用のトラックにつみこみ、埋立地に運ばれます。
(12)ごみ焼却施設から出る排水は?
排水処理施設できれいな水に処理してから、排ガス(煙)を冷やす水としてもういちど一度使われます。